ハノイの遊郭その1
1 カムティエン通り
ハノイの駅の裏手カムティエン通り(phố Khâm Thiên)には、
昔(1940年くらい)たくさんの家が並ぶ遊郭がありました。
現代では売春はきびしく禁止されていますが。
当時は、タックラムなどの小説家も遊郭で遊ぶ様子を書いていますし、
現地に遊びに行った日本人の記録もあります。
中には有名な妓女を妻(または妾※)にした日本人もあるそうです。
※ここで、妻、妾と書きましたが、このサイトでは正式な結婚かそうでないか、
妻か妾かについては、そんなにこだわりません。
たぶん当時も1番目の妻、2番目の妻、3番目の妻というふうに言っていたのでは。
たぶん、だんだん若くなっていったんでしょうね~。
登記結婚はいつからはじまったんでしょうか、これも今度調べてみましょう。
2 遊郭の様子を簡単に紹介します。
1)中国や沖縄(那覇の辻)の遊郭にシステムが似ています。
2)お客さんは、店で食事だけしてもいいし、泊まることもできます。
レストラン兼ホテルのような感じです。
歌や演奏などを専門とする芸者さん(男女あり)を呼ぶこともできます。
3)女の子たちは、果物の皮をむいて食べさせてくれます。
ジュースのかわりですかね。恋人にならないと、いっしょに夜を
過ごしてくれません。正式な恋人になるお披露目会もあります。
浮気するとめちゃくちゃ怒られます。
4)働き着を来て働く庶民の女性と比べて
妓女さんたちは、アオザイがおしゃれで、とてもきれいでした。
5)妓女さんには、ベトナム人と中国人がいて、ベトナム人の給与は低めでした。
続きはまた調べてお知らせします。
写真は爆撃で破壊されたカムティエン通り(WIKIより)