ライ君がすてき 映画「黒いサボテン」
映画「黒いサボテン」 原題:Xương Rồng Đen 1991年
監督:Lê Dân 黒いサボテン紹介
●あらすじ
主人公ライ君は、米軍の父とベトナム人の母との間に生まれ、
養父と母と村に暮らし、悪い仲間と密輸などの仕事をしていました。
でも少数民族チャム族の女の子マちゃんを好きになり、2人は互いの村の反対を押し切ってついに結婚、
子どもができて、まじめになったライ君、今度はけんめいに働きますが、
日照りでうまくいかず、サイゴンに働きに出て、年上の女性にだまされ(?)
ついにその愛人となって、帰って来なくなりますが、やがて。。。
●コメント
ベトナム中部、草原のとうもろこし、牛や鉄道の風景が西部劇っぽく、
広々した雰囲気の映画です。
マちゃんのお母さんは、村の掟に従って最初結婚に反対しますが、後で許してくれます。
それにしてもライ君、情熱的というか(いきなり彼女を抱いたり)、
結納を断られると、自分のお母さんにすがりついて泣いたり、
場当たり的(元々愛人にお金を借りたり)というか、
でも、直情的で、とても魅力的なキャラだと思います。
余談ですが、彼がサイゴンに行った時の愛人宅のごちそうは、パンとコーラとスパムの缶詰、
全然おいしくなさそうなんですけど 当時はこれがよかったのか?