ベトナム語になった、日本の軍隊用語

第2次大戦のアジア侵攻でアジアに渡り、敗戦後そのままベトナムにとどまって、日本軍を離脱し、フランス軍と戦ったり、ベトナム人民軍の訓練を行った元日本軍中尉の体験を書いた「クァンガイ陸軍士官学校」という本を読みました。
この本絶版だし図書館にもないし、なかなか読みにくいんですよね。
ベオナムはそれまでフランスの支配下にあって、自前の近代的軍隊がなく、ここで急いで人民軍を育成したわけです。
筆者の加茂元中尉によると、ベトナム語の軍隊用語には日本語から入ったものが多いのだとか。
たとえば 
 海軍、陸軍=hải quân、lục quân 軍隊=quân đội 軍医=quân y 軍服=quân phục
 防衛=phòng vệ 攻撃=công kích 中尉、少尉=trung uý、thiếu uý
かなあ そのままですね~
本の写真は拓殖大学出版会