小説家タックラムと兄ニャットリンと息子

contrai-thachlam.jpg「ハノイ36通り」など、ハノイを舞台にしたエッセイや小説を書いたタックラムには、同じく作家であった3人の兄弟がいます。タックラム(石琳?/嵐?/藍?)やニャットリン(壹零)は筆名で、漢字2文字ですから日本で言うと雅号ですね。
●ニャットリン Nhất Linh
1番上のニャットリンは、 「断絶」などの小説を書き、1946年にはベトナム民主共和国の外相になりますがその後ベトミンを離れ、1958年にホーチミン市に行きました。そして1963年にはゴディンジエムに反対して毒を飲んで自殺したといわれています。最近葬儀の写真がインターネットで見られるようになりました。学生などすごくたくさんの人が集まっています。
●タックラムの息子
さてその葬儀の写真の中に、タックラムの息子さんNguyễn Tường Quí(グェン・トゥオン・クイ)さんとNguyễn Tường Đằng(グェン・トゥオン・ダン)さんを見つけました。同名の画家がいますが同一人物なのでしょうか?
ベトナムでは、はちまきをしている人が亡くなった人の親族で、彼らは花を運んでいます。
蓮の花辞典より(ベトナム語) 写真も