みんなが吸っていたハノイの阿片

中国でアヘン戦争が起きたくらいに、
アジアでは阿片の害毒が、今でも、きらわれていますが、
ベトナムハノイには、19世紀の終わりから20世紀まで
一時はたくさんの阿片を吸う店「nhà đèn」(ニャーデン)がありました。
秘湯温泉でもないのに、なんで「nhà đèn」=ランプの宿なのよって
たぶん阿片をあたためるために、ランプに火をつけて置いておいたから
そう呼ばれるのでしょうね
阿片は中国を経て密輸されたり、ベトナムの山間地で作られて
フランス政府公認の店で提供され
フランス政府の大きな収入源になりました。
当時は、現代ほどに阿片が恐れられていなくて
知識人や詩人が、創作のために、きそって阿片を吸ったそうです。
タックラム兄さんも吸ったんでしょうね。きっと。
でも阿片中毒になる人も多くて
体をこわしたり、仕事ができなくなってしまうのです。
阿片を吸う人 (当時有名なフランス人写真家の絵はがき)
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